【VR】バーチャル不動産内見のススメ 〜賃貸編〜

賃貸物件を探す時に、VR内見を使い下見をする人も増えています。数ある物件のなかで何を基準に選んだらいいのか、内見に行ける数は限られているからこそ迷ってしまいますよね。賃貸を探している人のなかには時間に限りがあり、余計な時間はかけたくない…と考えている人もいると思います。

賃貸で物件を探しているあなたに、VR内見で確認できるところ、現地でしか確認できないポイントについて説明したいと思います。 

 


賃貸物件のVR内見ならではのいいところ 


事前にVRを使った内見をしていると、せっかく足を運んだのにイメージが違った…なんて問題が起こりにくくなります。

今までの図面だけの情報だと写真も少なく部屋のイメージが難しいと感じたことがあるのではないでしょうか。

賃貸として借りる予定の部屋に入居者がいると、別の同じ間取りの部屋を確認して契約することもあります。退去してから決めるようでは、その間に借り手が見つかってしまい住めなくなってしまいます。特に引っ越しシーズンなど混雑している時期だと、その場で返答しないと難しいことも…。 

 でも同じ賃貸でも階によっても若干の雰囲気の違いがあったり、窓から見える景色やフローリングの色などの違いで想像していた部屋とはちょっと違ったなんてことも少なくありません。

の点、VR内見の場合、入居者がいたとしても問題なく部屋の内見ができるのでミスマッチが起こりにくくなります。もちろんVRだけではわからないところもありますが、図面よりもイメージしやすいことから物件選びの失敗がなくなります。

VR内見の基本は確認できることは任せておき、手触り感やその場の雰囲気などは実際に見て決めるのが重要なポイントになります。 

 

 


VR内見で確認しておくべき賃貸物件選び 


VR内見でどんなポイントを確認しておく必要があるのでしょうか。ただVRを見て「うわ~すごい!!」で終わってしまっては、最先端の技術といっても意味がありませんよね。

不動産会社の多くがVR内見を無料としていますが、せっかくのチャンスですししっかりと確認したうえで検討したいところですよね。 

1. 部屋の間取り 

VR内見で一番確認しやすいのが図面通りなのかなど部屋の間取りについてです

部屋の作りや窓の位置、キッチンのデザイン、トイレやバス、コンセントの位置などその人によって妥協したくない間取りのポイントがあるはずです。独立洗面台付きの物件でもどこにあるのか、またどんな作りなのかは図面ではわかりません。

VRで実際に目の前にあるような感覚で見ることによって、より自分が住んだときをイメージしやすくなります。コンセントの位置については、TVの配置を考えたりするうえでもポイントです。コンセント数が多いのかも含め確認しておきましょう。 

 

2. 部屋の明るさなど 

VR内見を撮影しているのはほとんどが昼間だと思います。そのため、外の光が室内に入っている状態です。でも、物件によっては隣の建物との距離が近く日中でも部屋のなかが暗いなんて物件もあります。住む人のライフスタイルによっても変わりますが、部屋のなかが暗いと日中でも電気をつけたままにしなくてはいけなくなります。

VRを通して確認し、窓の向きや陽の入る時間なども含め、部屋の明るさも確認しておきましょう。部屋の雰囲気を知りたい人にとってはVRはとてもおすすめです。 

 

3. レイアウトの参考 

VR内見のなかには、参考用としておしゃれな家具や架電を揃えたモデルハウスのようになっている部屋もあります。

新築に多いのですが、はじめての一人暮らしなどどんな部屋のレイアウトにしたらいいのか迷うこともあると思います。専門家がレイアウトを考えているので機能性やデザイン面でも参考になることがたくさんあります。部屋を決めるのと同時にある程度レイアウトを決めて起きたいと考えている人になっても学びがたくさんあります。

物件によってはレイアウトが確認できないところもありますが、もし迷っているのであれば検討するうえで参考にしてみてくださいね。 

 


現地でしか確認できないところとは 


賃貸物件のVR内見はとても便利ですが、現地でしか確認できないこともあります。 

・ゴミなどのメンテナンスが行き届いているのか 

・ポストなど住民のモラル面はどうか 

・騒音問題など上下間のトラブルはないのか 

・部屋のなかの匂い(排水溝など) 

・部屋が壁芯で間取りよりも狭く感じるかどうか 

など、VRがいくらリアルだからといってもわからない点もあります。 こういった確認は実際に現地に足を運んで自分の目で見るようにしてくださいね。 

 

 

賃貸のVR内見は遠方に住んでいるなど気軽に内見に来られない人にとってもたくさんのメリットがあります。ただしVRですべてがわかるわけではないからこそ、何を確認しておきたいのかを不動産屋さんなどに聞いておくと安心です。

VR内見ならではの気軽さや、エンターテイメント的な楽しさをあなたも実感してみてはいかがでしょうか。