【不動産】VR内見の需要が伸びているワケ 

不動産会社でもVR内見を導入する企業が増えています。一昔前までは、不動産会社が所有している車で移動し内見、最寄りの駅で待ち合わせをして内見に行くのが一般的でした。 

街の中でもなんとなくそれっぽい人を見かけると「あ、これから内見に行くのかな?」なんて思うことも。不動産会社にとって、VR内見はどんな意味があるのか?またこれから企業として成長していくためには、どうしてVR内見が欠かせないのでしょうか。 

 


VR内見の需要が伸びている理由 


VR内見は、今流行りのVR機能を使うことによってその場にいなくても部屋の全体を見ることができる仕組みのことをいいます。自宅でVR内見ができる不動産会社もあれば、実際に店舗に足を運んでVR内見を体験する方法などさまざまです。 

 自宅にいながら物件が探せるのはコロナが流行っている今の時代だからこそ必要なものです。例えばこれからの引っ越しシーズンで、転勤や進学などの理由で物件を探さなくてはいけない人もいます。 

 でも外出自粛、内見に何度も足を運べないなんて声もあります。そんな人にとってもVR内見は画期的な方法です。また、東京に住んで仕事をしなくてはいけない、毎日会社に通う働き方から、リゾートワークなんて新しい働き方も生まれ、離れた場所にいても内見ができるのは、大きなメリットといえるのではないでしょうか。 

 

 

 


VR内見を導入しない企業が成長しないわけ


VR内見を導入するかどうかは、不動産会社によっても違います。そのため導入資金が高いから、内見を希望する人が少ないからと、導入を見送っている企業もあるのではないでしょうか。 

特に大手の不動産会社ではなく、個人経営数店舗しか持っていないような不動産会社だと、来店する人の数も限られているかもしれません。VR内見を導入したい企業が成長しない理由について説明します。 

 

 1.作業の効率化ができていない 

不動産会社にとって内見は、物件の契約をとるためにも必ず行うべき欠かせないものです。そのため、時間がかかったり手間がかかるのはもちろん、時間外の内見などの対応に追われている人もいると思います。  

不動産会社は契約をとったものがちなところがあるので、いかに契約をとるためなら、サービス残業も当たり前、休日出勤もあり!なんてところも。でも内見をVRが代行してくれるとしたら、手が空く分別の仕事に費やすこともできます。新規事業を考えたり、別の営業方法を模索したり…。 

すでに他の不動産会社はVR内見を導入し、作業の効率化を図っています。それなのに、その流れに乗らずVR内見を導入しないということは、成長自体を諦めているのと一緒です。作業の効率化ができない企業のままでは、あっというまに契約数にも影響してきます。 

 

2.集客が自然とできる 

VR内見に興味を示している人は多く、引っ越すタイミングで一度使ってみたいなと考えている人も多いものです。大手の不動産会社になると仲介手数料の高さが気になる、その地域に強い不動産会社に相談したいなどの理由で、個人店を訪れる人も少なくありません。 

集客ができる環境であれば、リピーターだけでなく新規でお客様も入りますし、自然と売上にも影響してきます。集客のためにどうしたらいいのか?なんて頭を悩ませることもなくなりますし、売上を上げたいと思っている企業にも大きなメリットになります。 

リピーターはもちろん、新規も一緒に増えないと売上は上がりません。 

 

3.社員の働き方改善 

先程も少し話しましたが、不動産会社=ブラックだと思っている人も少なくありません。そのため離職率も高く優秀な社員が辞めてしまうなどの悩みを抱えている不動産会社もあります。  

どうしたら長く続けてもらえるのかを考えたときに、社員の働き方の改善は欠かせません。特に「働き方改革」なども話題になっている今、サービス残業は当たり前の考えか方では、社員はあっという間にいなくなってしまいます。  

不動産会社はスタッフを気に入り、毎回利用してくれる人もいますし、人柄あってこその契約数だと思います。社員にとって長く続けたい、働きやすい職場を作るためにも、働き方の改善は欠かせないポイントです。 

 他にも話題性だったり、お客様は何を求めているのかを考えられていない企業とみなされてしまうこともあります。不動産会社はたくさんありますし、そのなかで「ここで契約したい」と思わせる何かがあるのか?選ばれる不動産会社になるためにはどうしたらいいのかを考えていかなくてはいけません。 

 

 

VR内見は今後、当たり前にある物件の探し方になってくるのではないでしょうか。それなのに、VR内見を導入しても集客できない、使い方がわからない、直接見に行ったほうがいいなどの理由で導入しない不動産会社もいるかもしれません。

現地に足を運ばずとも物件探しができるのも大きなメリットですし、お客様も不動産会社も社員にとってもVR内見はとても魅力的なサービスなのではないでしょうか。